-MIRABLO- ミラブロ

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みらーじのオモチャ忘備録。オモチャが好きな大人です。 Twitter→@mirapedo3

超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか

超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を観たので感想でもつらつらと書いてみます。
最近テレビ版マクロスをずっと観ていて先日やっと観終わったので次は劇場版だ!と意気込んで視聴しました。





・とにかくのっけからセル画作品の最高峰。これはひとつの芸術だと思います。

・テレビ版と違ってスーパーパック(ファストパック)が大活躍である。
スーパーパック好きなので嬉しい。オモチャ欲しくなるなあ…。

ゼントラーディゼントラーディ語
・エキセドル参謀はマクロス7で見慣れたブロッコリーヘッドに。ブリタイ司令は男前度がさがってしまいました。しかし地球人に対して理解のある態度は相変わらずでした。ブリタイ司令が「冗談」を言うシーンは好き。
ゼントラーディはテレビ版より巨大になってましたね。地球人が小さくなってるのかな?
・テレビ版では後半から唐突に出てきたヌージャデル・ガーは初っ端から活躍してましたね。逆にリガードはそんな活躍してなかった。

・未沙は初っ端からテレビ版の可愛い回より可愛い!。ゼントラーディ語などの宇宙語が少しは理解できるのは序盤からもっと分かりやすく示唆して欲しかったかなあ。とにかく映画版の未沙は可愛い、本当かわいい。髪型は映画版の方が好きです。かわいい。良いケツ。
短い映画の中で未沙の雰囲気が徐々に女性らしく変わっていくのは上手く表現できてますね。最初に未沙と輝がキスする所は何かアダルティで好きです。それと地球で遭難したとき輝と未沙が服を整えながら出てくるシーンにエロスを感じます。
ちなみに僕は未沙派です。

脱線しますがテレビ版の輝からミンメイへの告白の「好き"だった"」という台詞、過去形なのが良いですね。

・ミンメイも可愛い。映画版では最初からアイドル。テレビ版でもそうでしたがアイドルになりたかったのに疲れたもう沢山は勝手だよな…。でも自力で夢を叶えてるところは好感。テレビ版よりアイドルしてた。中盤空気。おっぱい担当。ムチムチ。

・フォッカーはテレビ版の方が死ぬ場面が良い描写だった。でも輝を守って死ぬところは漢だ…!。
フォッカーとクローディアがキスするシーンはなんかエロい…

・柿崎は死ぬ所笑ってしまった。ごめんね。
・マックスはちょっとキャラ薄かったかな…もうちょっと活躍してくれてても良かったのに。
・ミリアはテレビ版とそんなに印象が変わらない。
・でもマックスvsミリア戦は描写と作画が凄かった!!動きがヌルヌル!アニメ史に残る名作画…いや超作画でした。

・輝はテレビ版よりイケメンに見えた。優柔不断さが抑えられてるのが良かったのかも。とてもかっこ良くて主人公してました。
搭乗機もA型→S型に。VF-1Aはかっこいいなあ。テレビ版と違って赤いカラーリングのS型もかっこいい!

・ラプラミズは空気。カムジンはもっと空気(というか出てない?)。カイフンも空気。
・テレビ版見てない人からするとグローバル艦長やクローディアのキャラが薄いかも…

マクロスがトランスフォーメーションするときに画面が縦向き(地面が垂直)の描写には感動!この表現はおもしろい!
・序盤にマグロが出てきたのにはちょっと笑いました。テレビ版のオマージュでしょうか。
マクロスの船内の街はテレビ版より未来都市度がアップしていて良かったです!なんとなく後々シリーズに続いてく雰囲気を感じました。
ゼントラーディとメルトランディでメカなどのデザインラインを変えてるのは面白かったです。視覚的に分かりやすくて良いですね。

・スーパーオストリッチ、まさか最後までバトロイドにならないとは…!
これも欲しくなるなぁ…

・最近では珍しく無いかもしれませんが、アニメ作品でここまでキャラの感情の「間」が表現されてるというのが素晴らしいです。

・地球はテレビ版より10倍増しくらいに悲惨な事になってて驚きました。映画版の方が絶望感がありますね。
・プロトカルチャーの遺跡はテレビ版には出てきませんでしたが、スケールが壮大になる感じがして良いです。
後のマクロスシリーズにはプロトカルチャーの遺跡が登場するので映画版に出てくるのはむしろ違和感無いですね。
・プロトカルチャーの遺跡内で未沙がままごとめいた事をするのは「精神が大分キてる感」がよく出てます。観てるこっちもしんどい…

・それぞれのキャラが私服ふくめて格好が何度か変わるのが映画!って感じがして好きですね。ミンメイはもちろんですが輝や未沙もコスチュームが変わるのが良いです。

マクロスキャノンがあっさり破壊されて驚きました。
まあまんまりバンバンマクロスキャノンぶっ放されても物語的に微妙になるので中盤で壊されてオッケーだったのかな。でも最終決戦マクロスキャノン無くてどうするんだ!とドキドキしました。

・テレビ版で出てきたゼントラーディのスパイ3人組は映画版にも出てきてびっくり!頭髪が無いなどの差異はあるもののあの3人組そのままでビックリ!好きなキャラクターだったので嬉しかったです。
・輝、未沙、ミンメイの三角関係が明確になってましたね。
テレビ版の時も思いましたが、これ見てる人は高確率で未沙好きになるよなあ…
でもテレビ版観た後だと未沙選ぶの分かってるから一周回ってミンメイ可哀想になってきた(笑)あんまりだ。

・終盤戦場を轟々と動くマクロスには驚いた…かっけえ!
ガシガシ殴ったりとか決してそういうわけじゃ無いんだけどテレビ版だと基本戦場に佇んでるだけのマクロスがあそこまでの機動力を誇るとは…!!
・スタッフの小ネタに笑いました。





バドワイザーとか。

・クライマックスの「愛・おぼえていますか」を歌うシーンは名シーンという陳腐な言葉でしか表現できない自分を呪うほどの名シーンです。
素晴らしい。何回見ても素晴らしい。ミンメイの神々しさに身体が震えるほどです…ヤック・デカルチャー!!!!
ミンメイの動き一つ、スカートのゆらめき一つとっても素晴らしい…。
やはりこの曲はミンメイが歌ってこその名曲ですね。

・最後に輝がボドルザーを撃つシーン、これをもし引き金を引かない選択が出来たら…というのが後のマクロス7のテーマらしいですね。
マクロスシリーズは深いです。

・最後、ミンメイが未沙に歌詞の書いたメモを返そうとするけど未沙が首を振るシーン、ここでこの歌はあの人(未沙)が見つけた歌から「ミンメイの歌」になったのかなー…と思います。
ミンメイと未沙の関係もここで変わったのかな、と思いましたね。


素晴らしい作品でした。
テレビで使われていた歌はもちろん映画版でも使われていましたし、BGMなんかもテレビ版で聞き馴染んだものが使われていて良かったですね…
そしてなにより「超作画」!!
これは感動しました…セル画アニメの最高峰だと思いましたね。ここまで描きこめるのか…と驚嘆しました。
素晴らしい作品に出会えて良かったです。